山本 友梨 / Yamamoto Yurika

​ステートメント

生物はこの地球上で生きていく上で、自然に干渉せずには生きられない。

とりわけ、私たち人間は文明の発展と引き換えに環境への過度な干渉を行い続けてきた。

近年の急激な地球環境の変化は、自然の恵を甘受してきた結果、自然災害という形で地球が我々に牙を向けてきたと言えるだろう。

しかしながら、私たちが生活を営むにはやはり自然への干渉が不可欠で、災害による被害を減らしていくには、また文明の発展が必要になる。

自然と文明、一見相反するようで、切り離すことのできない二つの事柄。

そんなおかしな関係性を紐解き、考察し、作品とすることで少し立ち止まるきっかけを作れたらと考える。

そうして立ち止まった先に、より明るい未来を手繰り寄せられることを願っている。